Windows10で永久にWindowsDefenderを無効にする方法

WIndows10でWindowsDefenderを無効にするには設定→更新とセキュリティ→WindowsDefenderと進みリアルタイム保護を無効にします。

f:id:teru003:20161027200733p:plain

しかし、これでは一時的にオフにするだけで、しばらくするとまたオンになってしまいます。

 

永久にオフにするためにはレジストリを編集します。

Winキー+sなどを押して「regedit」と入力してファイルを検索します。

見つかったら、それを起動するとレジストリエディターが起動します。

 

そしたら、HKEY_LOCAL_MACHINE→SOFTWARE→Policies→WindowsDefenderとフォルダを辿っていきます。

WindowsDefenderのフォルダーのところで右クリックを押し新規にカーソルを合わせると、DWORD(32ビット)値というものがあるのでそれを選択し作成します。

名前は、「DisableAntiSpyware」などとつけ、レジストリ値を1に設定します。

 

f:id:teru003:20161027201830p:plain

すると、下の図のようにリアルタイムの保護のオン/オフが切り替えられなくなり、永久に無効になります。元に戻す場合レジスリ値を0にすると戻ります。

f:id:teru003:20161027202047p:plain

 

今回、私は研究でハニーポットで取得したマルウェアを分析しているため、そのマルウェアが削除されないようにWindowsDefenderを無効にしましたが、一般の方がPCなどでこのようにして無効にすることはおすすめしません。(サードパーティアンチウイルスソフトを導入していないのであれば)

 

コマンドの実行ログの取得方法(historyコマンド)

〇historyコマンド

ユーザが過去に実行したコマンドを古いものから順番に表示する。

 

$history

1 cat file2
2 cat file1
3 cat file1 file2 > file4

同じコマンドを連続で実行した場合、そのコマンドは1回しか記録されないのでシェル変数を変更する必要がある。

$unset HISTCONTROL

また、記録をしないコマンドを指定する場合以下のようにシェル変数を設定する。

例)historyコマンド,scriptコマンドを指定する

$HISTIGNORE=histroy:script *

時間の記録も可能である。しかし、時間の記録を開始する前に実行したコマンドはユーザがログインした時間が記録される。以下の%Fは年月日、%T時分秒を示す。

$HISTTIMEFORMAT=' %F %T '

$history

1 2016-09-22 22:35:30 script s.txt
2 2016-09-22 22:35:42 history
3 2016-09-22 22:36:08 HISTIGNORE='script *'
4 2016-09-22 22:36:25 history
5 2016-09-22 22:39:30 HISTTIMEFORMAT='%F %T '
6 2016-09-22 22:39:32 history

記録できる履歴数は以下のようにHISTSIZEで変更できる。例えば履歴数は1000件とする場合は、

$HISTSIZE=1000

しかし、このように設定しても一度ログアウトして再度ログインした時は設定した内容が元に戻ってしまう。そこで~/.bashrcに以下の赤文字の内容を追記する。

# don't put duplicate lines in the history. See bash(1) for more options
# ... or force ignoredups and ignorespace
HISTCONTROL=ignoredups:ignorespace
unset HISTCONTROL
HISTTIMEFORMAT=' %F %T '
# append to the history file, don't overwrite it
shopt -s histappend

# for setting history length see HISTSIZE and HISTFILESIZE in bash(1)
HISTSIZE=10000
HISTFILESIZE=2000

すると、再度ログインし直ししても設定の内容は保持されている。

 

<参考>

[技術ブログvol.1] historyコマンドでお手軽操作ログを取る | 技術情報ブログ | マネージドホスティングのディーネット

[備忘録] Linuxでコマンド履歴やコマンドの出力をログとして保存する。 - Qiita

 

OpenWrtについて

<概要>

Linuxベースの組込み向けファームウェア

・ユーザ操作は主にCUIである

・ファイアーウォール、SSHVPN、WPA暗号化、RADIUS認証などのセキュリティ機能を利用できる。

・opkgでパッケージ管理ができる。

GNUライセンス(オープンソース

・必要な機能の追加はソフトウェアパッケージをインストールして行う(高いカスタマイズ性)

・グラフィカルWebインタフェースもインストールできる。(GUI

・独自でカスタマイズしたファームウェアをビルドすることもできるがプレビルドファームウェアも提供されている。

・デフォルトではユーザがrootしか存在しない。

・アドオンパッケージとして「Nmap」,「dnsiff」,「tor(the onion router)」,「PPTPサーバ」,「chillispot」がある。

・純正ファームウェアに戻すことができる

・コマンドの利用にはBusyBoxBusyBoxについて - 研究活動備忘録)が利用されている

C言語ライブラリには組込みLinux向けのμclib

 

 

<対応ハードウェア>

ルーターがメインになっている

https://wiki.openwrt.org/toh/start

OpenWrt対応ルーター の、おすすめポイント、レビューのまとめ、スペック、価格比較

 

<インストール手順>

1.https://wiki.openwrt.org/toh/startで対応しているハードウェアを確認する

2.openwrtのバージョンを選択してダウンロードする

※openwrtにはサポートされているデバイスごとに用意された安定版(Table of Hardware [OpenWrt Wiki])、フォーラムメンバーによってカスタムされたコミュニティリリース版(Community Releases / Announcements (Page 1) — OpenWrt)、ソースからビルドする開発版(trunk – OpenWrt)がある。

3.ハードウェアにopenwrtをインストールする

4.ログインして基本設定を行う

 

 

<opkg(itsy package management system)でのパッケージ管理>

・携帯機器、組込みデバイス向けの軽量なパッケージ管理システム

debianのdpkgに似ている

GPLv2ライセンス

 

〇パッケージのインストール

#opkg install パッケージ名

〇パッケージのアンインストール

#opkg remove パッケージ名

〇アップデート

#opkg update

〇インストールできるパッケージの一覧

#opkg list

〇インストールされているパッケージの確認

#opkg list_installed

〇パッケージに含まれるファイルの確認

#opkg files ntpclient

 

 <コマンド>

〇再起動/シャットダウン

#reboot //再起動

#poweroff //シャットダウン

〇ネットワーク編集

# vi /etc/config/network

sshパスワード設定

#passwd

<参考>

OpenWrt - Wikipedia

OpenWrtについて [OpenWrt Wiki]

OpenWrt - PukiWiki

ビギナーズガイド [OpenWrt Wiki] 

最新Windowsセキュリティ事情 - 無線アクセス・ポイントの代替ファームウエア:「OpenWRT」:ITpro

ipkg - Wikipedia

La FoneraにOpenWrtをインストールする

 

telnetについて

<概要>

・離れた場所のコンピュータを遠隔から操作するためのプロトコル

・クライアント側のCUIで入力されたコマンド命令がサーバに送信され、処理の結果がクライアントに返信される。

・サーバ側のOSに合わせたコマンドを利用する。

・通信の内容は暗号化されておらず平文のままメッセージが送信されてしまうので盗聴される恐れがある。→SSH推奨

 

 

 

<ポート番号>

23/TCP

 

<クライアントアプリケーション>

telnetコマンド

・Tera Termなど

 

BusyBoxについて

 

 

<概要>

 標準UNIXコマンドを一つのバイナリファイルに詰め込んだソフトである。各コマンドの実行ファイルをインストールするのに比べてディスクの使用量を削減でき、リソースの制約があるLinux組込みシステムに最適である。使用するコマンドを選択してインストールできるので不要なコマンドの分をインストールせずにすむ。

 

<ライセンス>

 GPLv2なのでプログラムを改良したらそのプログラムコードを公開しないといけない。2007年にGPL違反で法廷に持ち込まれた事例あり。

 

<使い方>

BusyBoxをインストールして、

/bin/busybox ls や/bin/busybox ping

などのコマンドを入力して実行する。

また、シンボリックリンクなどを利用してコマンド入力を簡略化できる。

 

<使用できるコマンド例>

vi,sed,awk,init,ping,ifconfig,wget,login,su,useradd,unzipなど300を超えるらしい

 

<応用事例>

・モデム

ルーター

Amazon Kindle電子ブックリーダー

・ゲーム機

・小型サーバ

NAS

・ビデオレコーダー

・メディアプレイヤー

・Root化したスマホ

etc....

 

 

<参考>

BusyBoxって何ぞや?:組み込みLinuxで際立つ「BusyBox」の魅力 (1/2) - MONOist(モノイスト)

BusyBox(公式)

BusyBox - Wikipedia

 

 

 

CentOS7.0にOpenDaylightをインストールしてOpenFlowコントローラ実装

<用意する物>

https://my.vmware.com/jp/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_workstation_player/12_0

  • CentOS7.0のisoファイル(CentOS以外のLinux系でもおそらく可能)

http://isoredirect.centos.org/centos/7/isos/x86_64/

  • Opendaylight Helium-SR4

https://www.opendaylight.org/software/release-archives

 

1.VMWareからCentOS7.0を立ち上げコンソールを開く

2.OSを最新に更新する

[(user-name)@localhost]$ su -
パスワード:(ログインパスワード)
[root@localhost]#yum -y update

3. javaのバージョンを確認し、java-1.7.0-openjdkがインストールされているか確認する。インストールされていなかった場合、インストールする。

 

javaのバージョン確認

#java --version

 

java-1.7.0-openjdkのインストール

#yum install java-1.7.0-openjdk

 

4.環境変数JAVA_HOMEを設定する。

#export JAVA_HOME=/etc/alternatives/jre_1.7.0_openjdk

 

5. mavenのインストール

#yum install maven

 

6. 事前にダウンロードしたdistribution-karaf-0.2.3-Helium-SR3.zipをCentOSへコピーし、解凍する。解凍したディレクトリ(distribution-karaf-0.2.3-Helium-SR3)が長ったらしいのでopendaylightに改名する。

# mv distribution-karaf-0.2.3-Helium-SR3 opendaylight 

 

7.opendaylightにカレントディレクトリを移す。

# cd /home/(user-nama)/opendaylight 

 

8.opendaylightを起動する。

すると、以下のように表示される。

$ ./bin/karaf
 
    ________                       ________                .__  .__       .__     __       
    \_____  \ ______   ____   ____ \______ \ _____  ___.__.|  | |__| ____ |  |___/  |_     
     /   |   \\____ \_/ __ \ /    \ |    |  \\__  \<   |  ||  | |  |/ ___\|  |  \   __\   
    /    |    \  |_> >  ___/|   |  \|    `   \/ __ \\___  ||  |_|  / /_/  >   Y  \  |     
    \_______  /   __/ \___  >___|  /_______  (____  / ____||____/__\___  /|___|  /__|     
            \/|__|        \/     \/        \/     \/\/            /_____/      \/         
 
 
Hit '<tab>' for a list of available commands
and '[cmd] --help' for help on a specific command.
Hit '<ctrl-d>' or type 'system:shutdown' or 'logout' to shutdown OpenDaylight.

 9.必要なfeatureをインストールする。

opendaylight-user@root>feature:install odl-dlux-core odl-restconf-all odl-mdsal-apidocs odl-l2switch-switch odl-dlux-node 

 10.インストールされているか確認する。

opendaylight-user@root>feature:list -i

 11.Webページで確認する。

google-chromehttp://localhost:8181/dlux/index.html(opendaylightのバージョンがberylliumの場合http://localhost:8181/index.html )にアクセスする。
初期ID/PASSはadmin/adminである。feature等をインストールした後は、Webページを更新することでその反映を確認できる。
Chrome以外のブラウザだとログイン画面などが表示されない可能性があるので、Chromeを強く推奨
※URLのlocalhostの部分はホスト自身のIPアドレスでも可。
 
chromeのインストールと起動方法
#chmod u+x install_chrome.sh
#./install_chrome.sh
#logout     //root権限ログアウト
$google_chrome       //chrome起動