OpenWrtについて

<概要>

Linuxベースの組込み向けファームウェア

・ユーザ操作は主にCUIである

・ファイアーウォール、SSHVPN、WPA暗号化、RADIUS認証などのセキュリティ機能を利用できる。

・opkgでパッケージ管理ができる。

GNUライセンス(オープンソース

・必要な機能の追加はソフトウェアパッケージをインストールして行う(高いカスタマイズ性)

・グラフィカルWebインタフェースもインストールできる。(GUI

・独自でカスタマイズしたファームウェアをビルドすることもできるがプレビルドファームウェアも提供されている。

・デフォルトではユーザがrootしか存在しない。

・アドオンパッケージとして「Nmap」,「dnsiff」,「tor(the onion router)」,「PPTPサーバ」,「chillispot」がある。

・純正ファームウェアに戻すことができる

・コマンドの利用にはBusyBoxBusyBoxについて - 研究活動備忘録)が利用されている

C言語ライブラリには組込みLinux向けのμclib

 

 

<対応ハードウェア>

ルーターがメインになっている

https://wiki.openwrt.org/toh/start

OpenWrt対応ルーター の、おすすめポイント、レビューのまとめ、スペック、価格比較

 

<インストール手順>

1.https://wiki.openwrt.org/toh/startで対応しているハードウェアを確認する

2.openwrtのバージョンを選択してダウンロードする

※openwrtにはサポートされているデバイスごとに用意された安定版(Table of Hardware [OpenWrt Wiki])、フォーラムメンバーによってカスタムされたコミュニティリリース版(Community Releases / Announcements (Page 1) — OpenWrt)、ソースからビルドする開発版(trunk – OpenWrt)がある。

3.ハードウェアにopenwrtをインストールする

4.ログインして基本設定を行う

 

 

<opkg(itsy package management system)でのパッケージ管理>

・携帯機器、組込みデバイス向けの軽量なパッケージ管理システム

debianのdpkgに似ている

GPLv2ライセンス

 

〇パッケージのインストール

#opkg install パッケージ名

〇パッケージのアンインストール

#opkg remove パッケージ名

〇アップデート

#opkg update

〇インストールできるパッケージの一覧

#opkg list

〇インストールされているパッケージの確認

#opkg list_installed

〇パッケージに含まれるファイルの確認

#opkg files ntpclient

 

 <コマンド>

〇再起動/シャットダウン

#reboot //再起動

#poweroff //シャットダウン

〇ネットワーク編集

# vi /etc/config/network

sshパスワード設定

#passwd

<参考>

OpenWrt - Wikipedia

OpenWrtについて [OpenWrt Wiki]

OpenWrt - PukiWiki

ビギナーズガイド [OpenWrt Wiki] 

最新Windowsセキュリティ事情 - 無線アクセス・ポイントの代替ファームウエア:「OpenWRT」:ITpro

ipkg - Wikipedia

La FoneraにOpenWrtをインストールする